久しぶりにブログ更新です…
久しぶりに昨日、6月まで勤務していた病院へ行きました。今年で4度目となる緩和的放射線治療に関する講師としてお招きいただきまして。
去年まではホームということで少し気楽でしたが、今回はアウェーなのでいちおうジャケットとネクタイで正装し気を引き締めて訪問させていただきました。別に仲が悪いというわけではありません…少なくとも私の方は、ですが。
この緩和ケア研修会ですが、厚生労働省から通達された
『がん対策基本法に基づくがん対策推進基本計画(平成19年6月15日閣議決定)において、「すべてのがん診療に携わる医師が研修等により、緩和ケアについての基本的な知識を習得する」ことを目標としています。これを受けて、がん診療に携わるすべての医師が、緩和ケアについての基本的な知識を習得し、がん治療の初期段階から緩和ケアが提供されることを目的に、これら医師に対する緩和ケアの基本的な知識等を習得するための研修会を行うように、各都道府県に厚生労働省健康局長通知「がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会の開催指針(以下、開催指針と略)」(平成20年4月1日付け健発第0401016号)』(日本緩和医療学会HPより引用)
を受けて、日本緩和医療学会が
『「開催指針」と厚生労働省委託事業「平成20年度がん医療に携わる医師に対する緩和ケア研修等事業」(平成20年5月9日付け健発 0509004号)を受け、「緩和ケアおよび精神腫瘍学の基本教育に関する指導者研修会(以下、「指導者研修会」)」と「がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会(以下、「緩和ケア研修会」)」を組み込んだ教育プログラムを作成し、これらを「日本緩和医療学会PEACEプロジェクト」として実施することとなりました。』(日本緩和医療学会HPより引用)
http://www.jspm-peace.jp/
凝縮して書くと「全国のがん拠点病院はPEACE資料などを使って医療者向け緩和ケア研修会を開催してね」といった感じです。
で、結構な量であるPEACEプロジェクトの講義用スライド集の中に、補助として緩和的放射線治療の講義用スライドもいくつか混ざっています。
http://www.jspm-peace.jp/data/v3_a/M-3_%E3%81%8C%E3%82%93%E7%96%BC%E7%97%9B%E3%81%AE%E8%A9%95%E4%BE%A1%E3%81%A8%E6%B2%BB%E7%99%82.pdf
なるべくなら全国共通の同じような内容で講義をした方が望ましいのでしょう。
ただ、PEACEの放射線治療スライド集に関しては、私がもし聴講したら睡眠導入剤になってしまいそうな文字ばかりなのです(ごめんなさい)。ということで、PEACEは一部を利用させていただき、地元医療従事者たちのニーズになるべく合うよう写真や図をいろいろ混ぜた自前のスライドを中心にお話しています。
「あんちぴーす」というつもりは毛頭ございません。
もちろん、内容が大きくずれるようなことにはならないよう配慮しているつもりです。代表的な緩和的放射線治療対象である骨転移をはじめ、このブログでもちょくちょくご紹介させていただいたMSCC、腫瘍出血、消化管閉塞、脳転移などなど、いろいろな状態・場面で症状緩和に有効な治療選択肢になりますよ!というお話をさせていただいています。
ぶっちゃけ、このブログを見なおすことで自分自身にも結構勉強になっております(笑)
よくよく聞くと、緩和ケア研修会の講義を担当なさっている他の地域のお知り合いの放射線腫瘍医の方々も私と同じようなスタイルをとられていらっしゃる場合が少なくないようです。
緩和の先生方と違って(?)、放射線腫瘍医って個性的な独り者が多いのか…もしかして、私の知り合いだけ?
類は友を呼ぶ…前にも書きましたっけ??
しかし、今回の研修会は(お知り合いの)ご年配のお医者さんがたくさん参加されていました。最近、がん拠点病院に所属するお医者さんに対する研修会参加が(ほぼ)義務化という厚労省通達がなされたからのようです。
「へ~、この先生もこの研修会をまだ受けていらっしゃらなかったのか~」と思いつつ、短い休憩時間に諸先生方と軽くご挨拶をいたしました。
で、今回の私の講義ですが、最近参加が多かったお医者さん以外の医療従事者向けにスライドを作成していたからか、私の講義が物足りなかったからか、30分枠しかないのに途中からご年配の先生方のまぶたがとても重そうでした…
次回は(また講師としてお呼びいただけるようでしたら)、ご年配の先生方の睡眠導入剤にならないよう、久しぶりに講義スライドを見直してまいります。
今年度は母校の大学病院を含め他の施設で同じようにあと2回も研修会講師としてお招きいただいておりますし。
PEACEスライドがどうのなんて偉そうに書けませんね。申し訳ございませんでした。
久しぶりに昨日、6月まで勤務していた病院へ行きました。今年で4度目となる緩和的放射線治療に関する講師としてお招きいただきまして。
去年まではホームということで少し気楽でしたが、今回はアウェーなのでいちおうジャケットとネクタイで正装し気を引き締めて訪問させていただきました。別に仲が悪いというわけではありません…少なくとも私の方は、ですが。
この緩和ケア研修会ですが、厚生労働省から通達された
『がん対策基本法に基づくがん対策推進基本計画(平成19年6月15日閣議決定)において、「すべてのがん診療に携わる医師が研修等により、緩和ケアについての基本的な知識を習得する」ことを目標としています。これを受けて、がん診療に携わるすべての医師が、緩和ケアについての基本的な知識を習得し、がん治療の初期段階から緩和ケアが提供されることを目的に、これら医師に対する緩和ケアの基本的な知識等を習得するための研修会を行うように、各都道府県に厚生労働省健康局長通知「がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会の開催指針(以下、開催指針と略)」(平成20年4月1日付け健発第0401016号)』(日本緩和医療学会HPより引用)
を受けて、日本緩和医療学会が
『「開催指針」と厚生労働省委託事業「平成20年度がん医療に携わる医師に対する緩和ケア研修等事業」(平成20年5月9日付け健発 0509004号)を受け、「緩和ケアおよび精神腫瘍学の基本教育に関する指導者研修会(以下、「指導者研修会」)」と「がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会(以下、「緩和ケア研修会」)」を組み込んだ教育プログラムを作成し、これらを「日本緩和医療学会PEACEプロジェクト」として実施することとなりました。』(日本緩和医療学会HPより引用)
http://www.jspm-peace.jp/
凝縮して書くと「全国のがん拠点病院はPEACE資料などを使って医療者向け緩和ケア研修会を開催してね」といった感じです。
で、結構な量であるPEACEプロジェクトの講義用スライド集の中に、補助として緩和的放射線治療の講義用スライドもいくつか混ざっています。
http://www.jspm-peace.jp/data/v3_a/M-3_%E3%81%8C%E3%82%93%E7%96%BC%E7%97%9B%E3%81%AE%E8%A9%95%E4%BE%A1%E3%81%A8%E6%B2%BB%E7%99%82.pdf
なるべくなら全国共通の同じような内容で講義をした方が望ましいのでしょう。
ただ、PEACEの放射線治療スライド集に関しては、私がもし聴講したら睡眠導入剤になってしまいそうな文字ばかりなのです(ごめんなさい)。ということで、PEACEは一部を利用させていただき、地元医療従事者たちのニーズになるべく合うよう写真や図をいろいろ混ぜた自前のスライドを中心にお話しています。
「あんちぴーす」というつもりは毛頭ございません。
もちろん、内容が大きくずれるようなことにはならないよう配慮しているつもりです。代表的な緩和的放射線治療対象である骨転移をはじめ、このブログでもちょくちょくご紹介させていただいたMSCC、腫瘍出血、消化管閉塞、脳転移などなど、いろいろな状態・場面で症状緩和に有効な治療選択肢になりますよ!というお話をさせていただいています。
ぶっちゃけ、このブログを見なおすことで自分自身にも結構勉強になっております(笑)
よくよく聞くと、緩和ケア研修会の講義を担当なさっている他の地域のお知り合いの放射線腫瘍医の方々も私と同じようなスタイルをとられていらっしゃる場合が少なくないようです。
緩和の先生方と違って(?)、放射線腫瘍医って個性的な独り者が多いのか…もしかして、私の知り合いだけ?
類は友を呼ぶ…前にも書きましたっけ??
しかし、今回の研修会は(お知り合いの)ご年配のお医者さんがたくさん参加されていました。最近、がん拠点病院に所属するお医者さんに対する研修会参加が(ほぼ)義務化という厚労省通達がなされたからのようです。
「へ~、この先生もこの研修会をまだ受けていらっしゃらなかったのか~」と思いつつ、短い休憩時間に諸先生方と軽くご挨拶をいたしました。
で、今回の私の講義ですが、最近参加が多かったお医者さん以外の医療従事者向けにスライドを作成していたからか、私の講義が物足りなかったからか、30分枠しかないのに途中からご年配の先生方のまぶたがとても重そうでした…
次回は(また講師としてお呼びいただけるようでしたら)、ご年配の先生方の睡眠導入剤にならないよう、久しぶりに講義スライドを見直してまいります。
今年度は母校の大学病院を含め他の施設で同じようにあと2回も研修会講師としてお招きいただいておりますし。
PEACEスライドがどうのなんて偉そうに書けませんね。申し訳ございませんでした。
- 関連記事
-
- 20年ぶりのプレゼントと在宅診療の思い出 (2016/08/29)
- 診療ガイドラインをたくさん買いました (第21回日本緩和医療学会学術大会印象記) (2016/06/19)
- 久しぶりに…今年度第1回目の緩和ケア研修会 (2015/12/07)
- 日本緩和医療学会学術大会に5年連続5回目の参加 (2015/06/23)
- 第7回JKがんリハビリフォーラム(+α) (2015/03/10)
- 「天才バカボン」、緩和医療・スピリチュアルケアのイメージキャラクター? (2014/05/18)
- 緩和という言葉(2) (第37回日本死の臨床研究会年次大会印象記その2) (2013/11/19)
- 緩和という言葉(1) (第37回日本死の臨床研究会年次大会印象記その1) (2013/11/07)
- May I help you ? (1) (2013/06/24)
スポンサーサイト
| ホーム |