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放射線治療にたずさわっている赤ワインが好きな町医者です。緩和医療や在宅医療、統合医療にも関心があります。仕事上の、医療関係の、趣味や運動の、その他もろもろの随想を不定期に更新する予定です。
 昨日午後、仕事帰りにランニングしその途中で電気屋に入って店内を散策していたら無性に腹が減ったので、以前からまた食べに行ってみたいと思っていたある焼肉系のお店にぶらっと立ち寄ってきました。
 そこは、十年くらい前に二次会で諸先輩方と入って皆で「美味い美味い」と呑みながら言っていたおぼろげな記憶が残り、その後は立ち寄っても予約を取ろうとしてもいつも「満席で…」と断られ、私の中でいつしか淡い初恋のような想い出のみが残るお店でした。

 今回は私一人だったこともあって、少し待っていたらカウンター席が空いて運良く座れました。ただうっかり財布の中身が不足していることを着席直前までど忘れしていて、年配の親方らしき人に「カードは使えますか?」って聞いたら「ダメ」って言われ、やむ無く一旦外に出てコンビニでお金をおろしてきました。
 再入店したらその親方らしき人に「こいつ大丈夫か?」的な目線で見られました。たしかにリュックに少し汗かきジャージ系の変わったオヤジでしたし、周りはスマートな若い社会人系客ばかりでしたが…。

 金髪系の若いおにいさん店員さんが「ご注文は?」とぼそっと聞くので、生ビールと名物焼肉を注文しました。店員さんは他にも若いおねえさんが数名いて、一人はカウンターの目の前にある厨房で親方らしき人と談笑してました。

 ビールが半分以上なくなった頃、待ちに待った焼肉が届き、早速一口。しかし「あれ〜、こんな味だったっけ…?」
 初恋の味ってこんなもの?って気分と同じような(?)感傷に浸りつつ、きちんと完食いたしました。

 食事終了後、若いおにいさん店員がぼそっと小さな声で「お会計です」とレシートを手渡したので、おろしたての現金で支払を済ませました。お店を出るとき、誰かに「ありがとうございました」って声をかけてもらえると、嬉しかったんだけどなぁ。

 カウンターに座って飲食すると、いろいろな接客の仕方が見えて勉強になります。もしかして接客で味って変わるのかな?と少しだけ思いました。まあ、美味しくないものはいくら接客態度が良くても美味しくはならないでしょうけれど。


 医療の現場もきっと同じで、表面上の接遇が良くても、ヤブ医者ではいけないと思います。ただ、ヤブ医者かどうかがわからなければ、そのほうが良いっていう人もいるようです。知らぬが仏ってやつ…

 接遇が良くて診療内容も良いのがベストですが、なかなかそうならないことがまれならずあります。もし接遇は最高だけど診療はヤブ、または診療の腕は良いけど接遇が最悪、の二択があるとしたら、どちらを選びますか?


 地元では、隠れた名店って言われているみたいなんだけどな〜



おばちゃんのおやゆび(2)へ続く…

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【2013/05/27 00:01】 | 趣味
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