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放射線治療にたずさわっている赤ワインが好きな町医者です。緩和医療や在宅医療、統合医療にも関心があります。仕事上の、医療関係の、趣味や運動の、その他もろもろの随想を不定期に更新する予定です。
 今日はほっとすることが2つありました。


 1つは地元の友人の奥さんの乳がん手術が無事に終了したこと。

 私は放射線腫瘍医なので、乳がん手術後の患者さんに接する機会が多いです。私と同世代の方々が乳がん好発年齢ということもあって、私の友人などの闘病話を伺う機会が徐々に増えてきました。
 
 友人の奥さんは最初に診断を受けたお医者さんから地元病院の治療を勧められたようですが、知り合いのつてで院長が健康本などで有名な東京の某クリニックでの治療かの選択で悩んだようです。

 人それぞれいろいろな考え方があると思いますが、個人的にはその施設でなければできない特殊な治療でなく標準的な(≒普通の)治療を行っている乳腺外科専門の先生がいらっしゃるなら地元のほうが楽じゃないかなあ?と思っています。
 身体が「楽」だし、気「楽」だし、身近な友人ができて「楽」しいし。

 もちろん知り合いが周りにいないほうが楽という方もいらっしゃるでしょう。遠方であっても今は通信手段を使って話ができますし、患者さん交流会などもあるでしょうし。
 でも、長い目で見たときに遠距離は負担になりますからね。有名だからって腕が…いや、相性が良いとは限らないし。

 で、お二人で熟考の末に地元で手術をうけることを選択され、今日の手術成功となりました…ま、そこも有名な病院なんですが。

 まずはよかったですね!


 2つ目は私の父が無事退院したこと。

 父の病気は命にかかわるものではなかったのですが、やはり入院して手術というのは高齢者には心身ともに大変です。母も健在なのですが父の入院は心配だったようで、最近の私のスマホには普段あまりない業務時間中の留守番電話が何度か入ってきました。

 実は父母とも数年前から我が家の近くに移住してきておりまして、今回入院したのは我が家から一番近い病院。しかも主治医は私の高校・大学の先輩。その点では私も「楽」でした。大変お世話になり、ありがとうございました。

 まずはよかったです!


 かんぱ~い!といきたいのはやまやまなのですが、今夜は病棟待機。明日の歓迎会(同じ病棟の他科のお医者さんが今月着任したので)まで我慢いたします。

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【2014/10/30 23:10】 | 普通の日記
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